こんにちは、関戸園芸です!
今回は、庭植えでレモンの果実を安定してつけるために、春までにやるべきポイントを解説していきます。庭植えを検討している方や、既に庭でレモンを育てている方にとって有益な内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
庭植えと鉢植えの違い
まず、庭植えにするか鉢植えにするかを決める際には、それぞれのメリットとデメリットを把握することが大切です。
庭植えのメリット
レモンくん
収穫量が多い:木が大きく成長するため、収穫量も増えます。
水やりが少なくて済む:雨が降れば十分なため、手間がかかりません。
庭植えのデメリット
木が大きくなりすぎる:定期的な剪定が必要です。
スペースが必要:庭の広さが求められ、マンション住まいには不向きです。
寒さに弱い:気温が– 3℃以下になる地域では庭植えは不向きです。
また、鉢植えの場合は移動が可能で、寒さ対策が容易になりますが、収穫量は庭植えに比べて少なくなります。このように、環境や目的に合わせて選択することが重要です。
庭植えに適したレモンの品種
庭植えを選ぶ場合、寒さに強い品種を選びましょう。
リスボンレモン:耐寒性が高く、大きく成長します。
マイヤーレモン:比較的コンパクトに育ちます。
庭の広さや気候条件に応じて選ぶことが成功のポイントです。また、果実の風味や用途によって品種を選ぶと、育てる楽しみが増します。
正しい植え付け方
植え付けは、レモンの健康な成長に欠かせません。以下の手順を参考にしてください。
穴を掘る
深さ50cm、幅60cm程度の穴を掘ります。
苗木の根鉢より少し大きめに掘ることで、根が伸びやすくなります。
土の改良
掘り上げた土に腐葉土を約40–45%混ぜます。
通気性や排水性が向上し、健康な根の成長を促します。
植え付ける時期
植え付けは3月が最適です。9月以降の植え付けは避けましょう。
日当たりと風通し
日当たりが良く、北風が当たらない場所を選びます。
水鉢を作る
周囲に土手を作り、水が溜まるようにします。これにより、水切れを防ぎます。
植え付け後は、1週間程度は土が乾かないように注意しましょう。また、苗木が安定するまで支柱を使うと良いです。
深耕の方法
土壌の改善と根の健康のために、深耕を行います。
方法:枝が広がる範囲の真下を深さ20cm、幅20cmで円状に掘ります。
土と肥料を混ぜる:掘り上げた土に腐葉土と肥料を混ぜ、再び埋め戻します。
効果:新しい根の発生を促し、栄養吸収を助けます。
深耕を行うと根の成長がさらにスムーズになります。
この作業を年に1回行うことで、レモンの木を健やかに育てられます。
剪定のコツ
剪定は風通しを良くし、病害虫を防ぐために重要です。
切るべき枝
枯れた枝
他の枝と絡み合った枝
過剰に伸びた枝
果実がつきやすい枝の見極め
長さ5–20cmの枝はその年に果実がつきやすいので残します。
40cm以上の枝は根元から切り、20–40cmの枝は1/3程度切ると翌年果実がつきやすくなります。
剪定をする際には、剪定ばさみを清潔に保ち、枝に病気を移さないように注意しましょう。また、切り取った枝は速やかに片付けて、害虫の発生を防ぎます。
冬の寒さ対策
若木や寒冷地での庭植えには防寒対策が必要です。
寒冷紗を使う
苗木を優しく包み、ホチキスで固定します。
マルチング
土の温度を保つために、根元にマルチを敷きます。
もし寒さ対策が難しい場合は、鉢植えで軒下に移動させる方法も有効です。また、急激な寒波が予想される場合は、ビニールハウスを活用するのも一つの方法です。
最後に
これらの作業を実践することで、毎年安定した収穫が期待できます。レモンの木は、手をかければかけるほど、美味しい果実をつけてくれる喜びがあります。ぜひお試しください!
また、お庭やレモンの育て方に関するご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。お庭のお困りごとは「お庭男士」まで!オンラインショップでも関連商品を販売中です。
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それでは、次回のブログでお会いしましょう!
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レモンを元気に育てるためのポイントをおさらいするよ!
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